最近思うのは今の時代、
本当に隠し事は出来ないなということ。
何か特定の秘密も然り、
その人が対面的なところで
隠し持っているものだったり。
以前も、こういう
隠し事が出来なくなる理由として、
ネットというツールの存在を
挙げたことはあるのですが、
僕が思うのは、
ネットというツール以前のレベルで、
それは何がそうさせるのかはわかりませんが、
何故だか、隠されていた物事が
不思議なくらい燻り出されている気がします。
もうそれは、普通に
朝や夜のニュースを見れば
容易に分かることです。
どうしてそんなに
本性がバレてしまうのかといえば、
結局、単純な話で
嘘はつき通せないということなのかもしれません。
自分を偽って周囲と協調していても、
「協調できない自分」は
偽るのと比例して抑圧されて、
何かの拍子にそれが表に出てきてしまうのでしょう。
抑圧してきた分だけ勢いよく。
また、これは組織でも同じことなのでしょう。
組織ぐるみで内在していた不都合も、
今は簡単にリークされてしまいます。
隠し事だったはずの物事が
気がつけば誰もが知っている
周知の事実となってしまったりだとか。
こうした事柄は、
僕が前述したような
「ネットの普及がもたらした現象」だけでは
どうも説明がつかない点が多くあります。
別件で明らかになったことから
副次的に、芋づる式に
別の問題が明るみになるということも多くて、
また、連鎖もします。
単なる偶然と言ってしまえばそれまでですし、
人の知恵をもってしたら
偶然の現象として捉えてしまえる事象なのでしょう。
ただ、偶然であろうが必然であろうが、
隠されていることが
どんどん明るみに出る、
こういう流れはこの先
もっと現れるのではないかと思うのです。
嘘は暴かれ、
建前は崩壊した時、
世の中の人たちの立場は
逆さまにひっくり返ってしまうかもしれません。
本当のことを知られても、
何のやましさもないほどに
慎ましく生きていきたいものです。