沈殿する世界

昨日のデビッド・ボウイの話とも
通じる部分もあるのですが、
最近とみに思うことがあります。

あまりオカルティックな
物言いをするつもりはないので、
それを差し引いて理解してもらえればと
思うのですが、
そういうことを前置きししつつも
感じるところとして、
ここ数年、
世の中から「良い物」や「美しいもの」が
どんどん消えていっているように思えるのです。

それは自然環境などもそうですし、
人の中の「良い情緒」も然り、
あと「鰻」も(笑)

残っているもは皆、
心を痩せさせるものだったり、
実際に「生物」にとって
毒になるものだったり。

一つ一つ、
本当に人にとって大切なものが
この世から消えていっているように思えるのです。

もうこの世界の多くの人にとって
「善性」は必要がないようです。

今の人間に好まれるのは、
いかに騙されず、傷つかず、被害を被らず、
あわよくば、人から何かを奪うか
そこまでしなくとも
いかに自分が得するか。
そんな、さもしく殺伐とした
考えばかりが横行しているような気がします。

こういう悪しきものに、
美しいものたちが
追いやられて居場所が
もう無くなってしまったのではないでしょうか。

そう考えると、
この世に未だ残るものは
悪しきものであるがゆえに
残っているのかもしれません。

美しいものは
『すべて上へ』

悪しきものは
固まって沈殿して
下へ下へ・・・。

さようなら、人類・・・。