冬にコートが要らなくなる日

ここ数日、
ようやく冬らしくなったような
気もしないのですが、
今は1月。
これでもまだ暖かい方な気もします。

考えてみれば、
年初めから数日、
セーターなしで出かけられた年は
長く生きてきて今年が初めてのように思います。

この冬は冬のくせに
セーターを着ない日が多いです。

去年まで着ていたセーターが
ヨレヨレになったので
暮れに新しいセーターを買ったのですが、
このままほとんど着ないまま
春になりそうな予感・・・。

以前も話したことではあるのですが、
街へ出ても屋内は
どこも空調がガンガン効いているので
上着は要らなかったりします。
こと、地下街が発達している名古屋に至っては
言わずもがなで。

で、歩いたりして屋外にいる時間というのは
結構少なかったりします。

真冬に何時間も屋外にいることの方が
日常生活では稀なんですよね。
僕のように路上でライブをする人間でもない限り(笑)

仕事などの事情がない限り、
少なくとも日本では
人は屋内で過ごすものです。

屋外に出るときというのは
屋内から別の屋内に
移動するまでの間の時間であるわけで。

しかも、その屋内も
エアコンが効いている場合がほとんど。
しかも温暖化に加えての
エルニーニョの暖冬のコンボと、
いろいろ考えると
日本の冬にコートやジャケットは
それほどマストではない、
そんな気がします。

今年、街を歩いていて思うのは、
気温とファッションが合っていない人が
多いということ。

もちろん、気温に合わない厚着をしている人が
悪いというのではなく、
「厚着をする季節だし」と
そういう時期の服を着ることは
ほとんど習慣によるところなのだと思うのです。

むしろ悪いというか、問題なのは、
いつもの冬に、
コートやジャケット、
もふもふのセーターを
無理なく楽しめなくなる
日本の気候の変化なのだと思います。

すでに春や秋の服装が
楽しめなくなっていますから、
温暖化が続けば
コートなども要らなくなるかもしれません。

それはそれで、寂しいことです。
というか重ね重ね、怖い。