Mac mini Server 2011最強伝説

僕が音楽制作に使っている
メインのMacがこれ、
Mac mini Server (Mid 2011)

今は無くなってしまいましたが、
Mac miniのサーバーモデルです。

かれこれもう4年も前のモデルとはいえ、
パソコンの進化が完全に鈍化してしまった
今になって思っても、
物理的な故障でもしない限り
多分こいつは
東京オリンピックまでは
十分現役で仕事ができるだろうと思っています。
正直、パソコンを新しいのに買い換える理由が
もう無いです。

この頃のMac miniというのは
Appleの製品ラインナップの
効率化による整理前で、
中の機械は
そこそこ良いのが入っていました。

今のMac miniの立ち位置というのは
「一番安もののMac」という感じなのですが、
この頃のものは
まさにオススメの隠れメニューと
言って良いくらいの穴場製品でした。

もしかすると日本では
このモデルがもっとも
コスパの高いMacだったのかもしれないと
思ったりもします。

このモデルが出た(というか僕がこれを買った)
時期というのは、
折しも空前の円高で、
ドルのお膝元アメリカ製品である
Macも空前の割安で販売されていました。
ついでにメモリも気軽にフルに出来ました。
それでも10万円切りました。

7200rpm、500GBのハードディスクが
2つ付いています。
まあ、ハードディスクというもの自体が
ちょっと古いと感じられなくもないですが、
僕のようにガシガシと録音(書き込み)を
する作業のある身には
SSDよりHDDの方がまだ信頼性が高いし、
何より安いです。

あとはUSBが2.0ということくらいでしょうか。
古くなりつつある部分があるとすれば。

肝心のCPUやマザーボードに至っては
音楽制作に使う分には
全然力不足はありませんし、
4年経った今発売されているMac miniなどは
むしろ退化さえしていると感じます。

今のAppleのMac miniの扱いを見ると、
もうこういうバランスのモデルは
出ないと思います。
僕の使っているこのモデルが壊れたりしたら、
iMacに行かざるを得なくなるでしょう。

Mac miniは
カバンに入れて持っていける
デスクトップパソコンというのが
すごいんですが、
Appleにとってはそんなの
知ったこっちゃないという感じの様子・・・。

2年ほど前、ちょっと不具合があって
アップルストアのジーニアスバーに
診てもらいに行ったことがあったのですが、
デスクトップパソコンを
小脇に抱えて店に持ち込んで診てもらうなんて、
20年前どころか、10年前でさえ
ありえないし、
小脇のカバンに入れて
修理に持っていけるという意味では、
Windowsのパソコンでさえ
せいぜいSurfaceしか見たことがないです。

天下のAppleを名乗るのなら、
こういうニッチなところにも
目を配ったラインナップに
して欲しいものなのですが・・・。

まあ、ぶっちゃけ
Mac miniというのは
デスクトップパソコンというより、
その実
ノートパソコンからディスプレイとキーボードを
取り除いたものなので
デスクトップじゃないと
言われればそれまでですが、
そういう無粋な物言いが
どんどんMac miniをしょぼくさせていくという・・・。

悲しいね、現実というものは・・・。