エコな産業革命

先週だったか、
地球に優しい文化レベル
という考え方の話をしました。

いくら便利だ、楽だといって
自然環境に負荷をかけるような
生活をしていては
元も子もないよという話だったのですが、
その記事で例えば
1回車に乗るのをやめようとか、
1回肉食をやめようとか、
そういう小さなことでも意識することは
大切だと訴えました。

その後僕自身、少し考えを巡らせてみて
思ったのですが、
上述のように
「自然環境に負荷をかけない生活」を
少しずつ取り入れるだけで、
これが地域全体、国全体、そしてやがては
世界全体がこういう意識を持ち始め、
実践され始めると、
間違いなく経済が変わるのだろうなと。

環境に優しくない消費を全否定し、
あらゆる経済活動に対して
サボタージュしてもいいのでしょうが、
いかんせん、そのような急激な変化は
世界が求めないです。

しかしおそらく、
ゆっくりなら変えていけるのかもしれない
とも思えるのです。

わかりやすく例を挙げるなら例えば、
世界中の人が、
食べる肉を「たった一切れだけ」
減らしたとしたらどうでしょう。
まあともすれば「一切れだけ」では
痛くもないのかもしれませんが、
食肉の生産業者にとっては
減収という事態になっていくでしょう。
減益となるとやがては
淘汰される会社や、さらには業界も出てくるでしょう。

そう。
人が自然に優しい消費動向をするだけで、
自然に優しくない事業は
自ずと淘汰されていくのです。
淘汰されたくない事業主も馬鹿ではありませんから、
これも自ずと
自然に優しい事業形態を模索するようになるでしょう。

世界中で一斉に
現行の資本主義に対して
サボタージュをすることは
そもそも現実的ではないし、
路頭に迷う人も生んでしまう。

けれどひとりひとりが、
環境に優しい生活を心がけるだけで
個人の生活から
社会、経済、産業まで
あらゆるものもそれに追従して
環境に優しくならざるを得ないし、
優しくなれなければ淘汰されてしまうのです。

これがもし可能であれば
おそらく人類は自然と共生して
生きていけるのだと思います。

そしてこれこそが真の
「エコ革命」と呼べるのかもしれません。