人類が癌

昨日も話題にあげましたが、
例のネパールの地震で歴史遺産が
修復不可能になっているそうです。

似たようなニュースを他でも聞いた覚えが、
と思い起こすと、
イスラムのテロリストも
異教の歴史的建造物を破壊しているという
ニュースを思い出しました。

かたや災害、かたやテロと
悲劇の質は違いますが、
この地球上から
「かつて人のいた痕跡」というものが
どんどん失われていっているような気がします。

もし僕が地球だったら、
地球の気持ちになって考えるなら、
たしかに今の人類は
非常に邪魔というか、
いわば地球の病んだ患部、
それが人類なのだろうなと
俯瞰するとそのように感じたりもします。

そう。例えば地球というもの自体が
ひとつの生命体だと考えた時、
その生命体の昨日を宿主とした
僕たち人間、そしてその他の動物もまた、
地球の細胞のようなものだと言えると思うのです。

そして、
細胞としての機能を期待される人間は今、
果たして母体たる地球を健全に機能させる
振る舞いをしているのだろうか。

地球にとって、
いや自然を生きるあらゆる動植物にとって、
今の人類は癌細胞のようなものなのだろうと思えます。

なんだかんだで、
世界を悪くしているのは結局
人類なのだろうなと。

地球が病んで死んでしまっては本末転倒。
結局、人間は生きられないというのに、
未だに人類は
思想や国境の壁を越えられないままの未熟さで、
山を削って、川を埋めて、
はたまた同種同士で共食いまでする。

この世界は遠目で見るほどに
人間が悪く見えてくるものだなと感じます。