悪魔のメロディ!

あ、熊のメロディだ!
$鮎沢郁弥のLes Fragments d'ete(あゆさわいくやの夏のカケラ)
いや、そうじゃなくって・・・。↑わざわざ描いたところに注目
ヘヴィメタルは、まあ最近のは知りませんが
70年代から80年代の初頭にかけての
ヘヴィメタルは何故かいろいろなバンドが
音楽であったり、パフォーマンスであったりと
悪魔や悪魔崇拝をモチーフにしたものがたくさんありました。
先日触れたブラックサバスなどは
その典型にして原点でしょう。
欧米は基本的にキリスト教の文化圏ですから、
ある意味そうしたインモラルなパフォーマンスで
その思想的境界を壊そうとした
ムーブメントだったのかも知れません。
さて、ここからが今日の音楽の話。
クラシック音楽を原典とする現代音楽でいうところの
ドラミファソラシドの概念というのがありまして、
簡単に説明すると
ドレミファソラシの1オクターブをひとつの
単位、サイクルとして考えたとき、
通常のドレミファソラシド(ハ長調)という
音階だけではなく、
レから始って1サイクルの音階(レミファソラシド)、
ミから始まって1サイクルとなどの様に、
音階が7つあります。
教会旋法(きょうかいせんぽう)というやつです。
不思議な調子のイスラム文化の音楽など、
いろいろな国の民族音楽の音階以外、
普通にその辺で流れている
現代人からしたら「普通の」音楽というのは
この教会旋法で作られています。
もちろんその教会旋法踏まえつつも
あえて外した音階も存在します。
ブルーノートといって、ジャズやブルースで
使われる音階です。
そして最初にお話しした、
悪魔系(笑)音楽にもどうも
一定の法則を持った音階があるように思うのです。
とは言え、音楽理論など出尽くした今の時代ですから
そういう、おどろおどろしい感じの
音階に理論的な名前が既に
付けられているのかもしれませんが、
これが僕が「こういう事なんじゃないか」と
導きだした音階がこれ(7音階です)
$鮎沢郁弥のLes Fragments d'ete(あゆさわいくやの夏のカケラ)
ディミニッシュという、一種の不協和音を
ベースに考えられる悪魔的音階。
これが悪魔のメロディ、
C デビルなのだ!(←笑うとこ)
$鮎沢郁弥のLes Fragments d'ete(あゆさわいくやの夏のカケラ)
C dimの和音に乗せて適当にこのC デビル(登録商標←)を
ドリア旋法(レから始まる)で弾いたのがこれ。

ぁぁぁぁあ、悪魔がぁぁぁ・・・!!!
ちなみに、この悪魔の音階。
ミクソリディア(ソから始まる)で弾くと
完全に、イスラム圏の音楽になるんですよね。
欧米人にとって
キリスト教に対するイスラム教は
対立する宗教であり、時には邪教と
言われた事もあったのかもしれません。
それゆえに、それは全て神でないもの
つまり悪魔なのです。
イスラムの音階は
キリスト教徒にとっては
魔の音階だったりするのかもしれません。
教会旋法というキリスト教の儀式で使われる
音階の中に、まるで
隠れキリシタンが作った魔鏡の様に
イスラムの文化が潜んでいます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
応援のクリックで
ご協力お願いいたします♪
にほんブログ村 音楽ブログ シンガーソングライターへ
にほんブログ村