大人の音楽

先日の話。
去年、NHKでやっていた
松任谷由実さんの特番を録画したものを
ようやく見る事が出来ました。
多分、ユーミンの全盛期は
バブル経済がはじける
直前、直後だったと思うのですが、
正直その頃のユーミンの楽曲は古臭く感じます。
むしろ、荒井由美時代や
最近の楽曲の方が味わい深く感じます。
きっとこうした印象は、
松任谷由実さん自体、その時々の
時代感覚に合わせた楽曲を
作っている為なのだろうと思います。
いつの時代もだいたい20年前の文化は
相対的に格好悪く感じるものです。
だから、彼女の楽曲についても同様、
そういう事なのだと思います。
番組の中で、
プロデューサーの松任谷正隆氏や
細野晴臣氏、鈴木茂氏、林立夫氏といった
そうそうたる顔ぶれのバンド、
キャラメルママとの演奏が
もの凄く印象に残りました。
正直、みなさん初老すらも超えています。
細野氏なんか、もうヨーダのようになっていました(笑)
でも、演奏が凄く渋いのです。
なんというか・・・そう、
黄金聖闘士的なコスモを感じるというか(笑)
音楽はそれをプレイする人が
歳を重ねるごとに
味が深くなるんですね。
もの凄く簡単なフレーズを
シュアかつ威風堂々と演奏出来るのは、
音楽性が円熟した証だと感じました。
若い頃は若さに任せて吠えるスタイルを
貫くのも良いですが、
あきらかに「老い」が垣間見える姿になっても、
若かりし頃と同じように吠えていては
いささか知性を疑ってしまったりするもの。
やはり、その歳なりの演奏ってあるんですよね。
重ねた年齢の分だけ深い演奏が
出来るようになるには、
それに比例するだけの音楽的なバックグラウンドも
必要とされます。
僕もお爺さんになった時、
ジーサンが
こんなプレイしてるよ(笑)と言われないよう、
音楽をもっと学んで、体験しなければならない、
そう思いました。
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