幸運と不運

幸運と不運。
これらは正反対の概念をもちますが、
根本は同じものなのではないかと思うのです。
何かしらの事象が
瞬発的に大きく振れたもの、
それを人は幸運とか不運と呼ぶのではないでしょうか。
幸運と幸福は似ているようで違います。
幸福というものは、
そうした特定の状態の事であって、
その状態が続く限り
それは持続してそ状態を保つものです。
それに対して
幸運というものは、
一過性の珍事と言ってもいいかもしれません。
宝くじに当たるというような類いのものは
まさしく幸運でしょう。
ただ思うのです。
幸、不幸という持続性のある心的状態と違って、
幸運や不運というものは、
大きく振れるスパイク型の事象であって、
片方に大きく振れると
必ずそのしわ寄せで
逆にも振れるように思うのです。
故に降って湧いたような幸運というものは、
逆にその揺り返しが怖かったりします。
要するに人生に於いての
そのスパイク的な事象は
良い事であろうが
悪い事であろうが、
奇異なるものであって、
人生の穏やかな波を乱すものとなるのです。
奇異なるものであれ
それでもなおかつ幸運を求めるのも良いですが、
そうしたスパイク的事象を望み
得る事が出来たのなら、
そこには必ず何かしらの代償も
支払わなければならないもの
だったりするように思います。
逆に言えば、
今、スパイク的な不運に見舞われたとするなら、
その揺り返しで
幸運もやってくるかもしれません。
いや、その不運は
過去の幸運の揺り返しなのかも知れません。
大きな地震には余震が必ずあるように、
ちょうど釣り合った状態に戻るまで
大きな揺れを経験しなければいけないのかもしれません。
しかしきっと、そうした事も
大きな視点で見れば、
ひとつの周期としての
上り下がりの道を辿っているに過ぎないのかもしれません。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
応援のクリックで
ご協力お願いいたします♪
にほんブログ村 音楽ブログ シンガーソングライターへ
にほんブログ村