0.14mmで変わる世界

ギターのピックです。
$鮎沢郁弥のLes Fragments d'ete(あゆさわいくやの夏のカケラ)
左の青いピックは
今まで、かれこれ10年以上
使っている、1.0mm厚のピック。
右の紫のピックは
この前、弦を買いに行った時に
一緒に買った初めて使う
1.14mm厚のピック。
数字にすると
本当にわずか0.14mmの差なのですが、
弾き心地も
実際になる音も全然違います。
1.0mmの弾き心地で慣れているので、
1.14mmの弾き心地は
非常に違和感がありました。
でもまあ、1時間も弾いていれば
慣れてしまうのですが。
それでもやはり、
音が変わるんです。
0.14mm分だけやはりピッキングに
抵抗があるんですよね。
分かりやすく言うなら、
飛んできて身体にぶつかるものが
鉄の板と
ビニールでは衝撃が全然違いますよね。
衝撃が違うと
弦の振動も変わるわけです。
今まで使っていた1.0mmのピックに比べて
1.14mmのピックは
やはり芯があって
1.0mmより音の輪郭がはっきりと
聴こえます。
もうどちらが良いかと言えば、
これは完全に好みやこだわりの問題で、
お好きなようにという話なのですが、
これからギターのレコーディングをするにあたって
これらのピックを
使い分けるのも手かなと
思っています。
リードパートのギターには
より輪郭のはっきりしている
1.14mmでばしっと決めるのもありかなと。
0.14mmなんて
紙の厚さよりも薄いものなのですが、
本当に全然違うものなんですね。