グレコのレスポールモデル

楽器の話をします。
$鮎沢郁弥のLes Fragments d'ete(あゆさわいくやの夏のカケラ)
グレコのレスポールモデル。
以前ちらっと記事の中に出て来たのですが、
ちょっと前に
1998年に初めて宅録をした作品として
アップしたアルバムでメインギターとして
使っていたギターです。
その時にも触れた通り、
借りパク状態のギターです。
借りた人とは
もう縁が切れてしまって
会う事はもう無いのですが、
これを見ていたら連絡ください。
お返しします・・・。
いや、正確に言うならば
今回作っているアルバムの
レコーディング期間だけは貸しておいてください(笑)
使いたいです、このギター・・・。
このギターの持ち主も
なんでも、その人が高校時代に
バイト先の先輩から
使わないからあげると言って貰ったそうです。
彼が言うには
このギター、結構な値段の物なのだそうですが、
今回、これを物置から引っ張り出してきて
今の僕の目で鑑定するに、
そんなに良いギターでもないように思います。
特筆して目を見張るような木を使っていないし、
ちょっと作りも雑だし。
ただ、メイド・イン・ジャパンである事は確かです。
多分年代は80年代初め頃に作られた物だと思うのですが、
この頃の日本製のギターは
全般的に良い仕事してます。
今の時代の同じ価格帯の物と比べると
多分、今の時代の方が質が悪いです。
まあそもそも、だいたい
人間心理からして
いくら要らないからと言っても、
高級な楽器であれば
おいそれと
人にほいとあげてしまう事なんてないですよね(笑)
元はきっと、その程度のギターなんだと思われます。
ただ、
このギターのピックアップ。(要はマイクです)
$鮎沢郁弥のLes Fragments d'ete(あゆさわいくやの夏のカケラ)
ギターを抱えて右側、
リアのピックアップなのですが、
これは多分後から付けた物だと思われます。
フロントピックアップ(左側)は
断線していると聞かされていたのですが、
これ、おそらく
元々のこのギターの持ち主が
自分でこの写真のピックアップに
付け替えたのでしょう。
中の回路の配線が分からないから
とりあえず後付けのリアピックアップだけを
半田付けして、
フロントの配線は
外してしまっているのではないかと思われます。
まあ、中を開けて見ていないので
どういう状態になっているのかは
断言しかねますが・・・。
ただ、この後付けのリアピックアップが
妙に音が良い。
これ、どこのメーカーのピックアップなのでしょうか。
全く不明です。
ポールピースというパーツがあるのですが、
これは普通、円いのです。
上の写真のように
四角い形のポールピースなんて、
これ以外で僕自身、見た事がありません。
何なんだろう??
このピックアップ????
謎だらけです。
昔、セイモア・ダンカンというメーカーから
ディストーションというピックアップが
出ていたのですが(今もあるのか??)、
音の方向性、タイプとしては
あんな感じの音です。
バンドをやっていた頃の初期、
僕もグレコのSGというタイプの
ギターを使っていて、
これのリアピックアップに
そのセイモアのディストーションを
載せていたのですが、
音のニュアンスがそれとよく似ているんですよ。
今、実際比べてみたら
全然違うかもしれませんが、
僕にとっては「あの頃」の音が出るんですよね。
しかし、このピックアップの
出自が気になる・・・。