人間椅子 – 真夏の夜の夢

個人的に、日本で一番
かっこいいロックバンドは
「人間椅子」だと思っています。

異論はあるでしょうが・・・。

正直、とっつき悪いと思います。
とりわけハードロックに対する感受性を
持たない人にとっては、
暑苦しいだけの音かもしれません。

ただ、何度も繰り返し聞き込んで
どういう歌詞を歌っているのかが
理解できるようになると、
俄然、深みや味が出てきます。

じわじわくる。
このバンドを形容するには
その一言で十分。

このアルバムのおそらく
ハイライトとなる(と思う)
「牡丹灯籠」はもはや名人芸の域。

今のメタルは知りませんが、
僕が知っている20年、30年前の
メタルというのは、
欧米圏の文化の中でこういう題材を
歌っているものが多いのです。

以前もこのバンドは、
欧米のメタルを
見事に和訳していると言ったことがありましたが、
日本文化を
見事にメタルに昇華した歌曲だと思います。

僕は家が狭いことおあって
CDをコレクションするという習慣は捨て
基本、ダウンロードで購入することにしてしまいましたが、
人間椅子に限っては
歌詞カードは欲しいですね。

聴いて良し、読んで良しと
2度美味しいバンドです。