怒りは自分の弱さ

以前、怒りの感情というものについて、
それは単なる、一定の方向性を持った感情の
エネルギーに過ぎず、
そこに他者や周囲の環境、状況を関連付けしてしまうと、
人生色々と不都合か出てくるよ、
みたいな話をした事があります。

要は、純然な意味合いでの怒り自体は
別に悪い感情ではないので
別に否定的に捉える必要はないよ、
という事。

なぜ悪くないかと言えば、
生きる動物ならば
どんなものでも持っている感情であるからです。
もっとも、それだけ原始的な感情でもあるとも言えるのですが。

怒るという感情は、
自分を守る防御反応なのです。
自分にとって害となる怖れのあるものを
遠ざける為の威嚇をもたらす
衝動の事なのです。

人が感じる怒りもまた、
その根本は自己防衛の為の
威嚇の反応として顕れます。

自分の生活の中での
腹立たしく思う事を思い起こした時、
いかなる場合でも怒りというのは
それ、つまり怒りの対象となるそれが
直接、あるいは間接的にでも
自分の身に降りかかるのが嫌だから、
それを遠ざけたいから怒るのであって、
それはまさしく、
自身の身を脅かすものを
遠ざける為の威嚇として顕れる衝動、感情なのです。

故に、自分の身がかわいいのであれば、
それこそ生物として当然の反応なのです。

ただ、特に人間のように
複雑な精神構造、思考形態をもつ種というものは、
怒る要因となるポイントは千差万別です。

実はそこにこそ、その人の心の弱さが
裏返しで反映されるのです。

その自分の弱さを無意識にでも感じているからこそ、
そこを守ろうとするし、
その為の威嚇を導くためのエネルギーとして
怒りは発動するのです。

怒るその対象の向こう側には、
その事について弱い自分がいるのです。


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