この世の理というのは
多分きっと、至ってシンプル。
あっけないくらいに
シンプルなのだろうとは思います。
それこそ哲学的な理論とかを
１０００ページに及んで展開しようが、
それは書き連ねるほどに
真理から遠ざかるのでしょう。
きっとそれこそ一遍の詩で事足りる。
物思う人というのは、
その一遍の詩を探り当てようと
躍起になりますが、
誰もその詩を探し当てたという人は
いないのでしょう。
探し当てたと言う人がいても、
それよりさらに
真理に近い詩があるであろう事を
思い知るから。
それこそ、
それを探して生死の彼岸までをも
見てきた人もいます。
それでも見つからない。
必ず存在するのに、
その詩は誰も探せないのです。
きっと、まだ誰も見つけていないのでしょうが、
最終的には
「そうだよね、やっぱり
どこよりも一番近い、ここにあったんだよね。
知ってはいたけれど」
と言うのだろうと思います。
きっと一言で事足りる
この世のすべてのシンボライズへの道のりは
遠いけれど近く、
遠回りが一番近道なのでしょう。
遅かれ早かれ、
誰もがどこかでいつか、
その一遍の詩を探す旅に出るのだと思います。
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