弱音は血反吐が出るまで吐け

やはり人は
弱音を吐く事は必要だと思うのです。

多くの人が、弱音を吐く事を
格好悪いことだとか、
恥ずべき事だとか、
他人に弱みを見せる事だと思い、
自分の弱音ををひた隠そうとしますが、
少なくとも自分に正直であらんとするなら、
弱音は吐くべきでしょう。
自分の心の中の弱音を吐き出さず、
そのまま心の中に沈殿させたままでいると、
どんどん心が弱り、腐っていきます。

故にこうした心の澱(おり)は
排出して心のデトックスを
行う必要があるのだと思うのです。

何かにつけて毒付いている人のメンタリティが
強靱なのは、毒付く事で
心の弱音を排出しているからなのです。

逆にこうした心のデトックスが出来ない人は、
自分の吐いた毒で他人に迷惑が及ぶと考えてしまうから、
そうした想像力が働いてしまうから、
その弱音を吐けなかったりするものだったりします。

そして心に毒物が溜まり、
精神は蝕まれていく。

今の時代だったら、
実際に僕がしたように
ブログなどのソーシャルなツールに書き込む事で
心の澱を排出するのも手だと思います。

でも人目が気になるというなら、
ノートを一冊買ってきてそこに書き殴ってもいいでしょう。
携帯電話のメモ帳やパソコンのワープロでもいい。

とにかくまず、心に溜まった毒素を
自身の心の外側へ転写することが大事なのです。
願わくば可能であれば本当は、
それが人目に触れた方が良いのですが。

何故なら、
ただ個人的な閉じた世界の中で
その思いを書き綴ったところで、
結局それは自分の内的世界で滞留しているだけで
排出という作用を生まないからです。

その点ネットだと、
他人からのコメント等のレスポンスを
一切受け付ない環境を作りつつ、
かつ自分以外の何者かが読んでいるかも知れない
という状況を作ることが出来ると感じました。

ネットに上げることに違和感を覚えるようになったら、
その書き込みはいつでも削除出来るわけですし、
ここで重要なのは
自分が「誰かが読んでいるかもしれない」
という状況下で書いている事を
しっかり認識している事です。

要するに肝心なのは、
心に溜まった負の感情を、
自分の内的世界という
自分の意思の影響が及ばない外側へ
排出させる事、
いや正確に述べるなら
自分が排出出来たと感じる事なのです。

そしてそのカタルシスを充分に味わい切る事。
これも大事な事かも知れません。

このように実は、
自分で自分をカウンセリングする事は
以外と容易で手軽に出来る事だったりするのです。

他人に自身の心情を吐露する事も
重要な事ではあるとは思いますが、
そういう自身の吐露したものを
自身で俯瞰して、
自分が今、何を思う人であるのかを
理解する事も重要な事だと思うのです。

故に弱音を吐くなら
中途半端に吐くのではなく、
血反吐が出るまで吐くべし。

そして血反吐も枯れるほど
吐ききった時、
そこに見えてくる世界がある。

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