ブログの引っ越しの際、
アメブロで書いた記事のデータを、
現在のサイトへ移すための作業をしました。
その作業の過程で、
過去の僕の書き込みやコメントを
流し読みではあるものの、
ざっと目を通す事となりました。
その時にFacebookの方でも書いたのですが、
実際に僕がアメブロで書いていた頃というのは
そのほとんどが鬱病の闘病記のようなもので、
今読むと自分が読んでいても
かなり重いし痛いです・・・。
にも関わらず、そうした書き込みに付き合って頂き、
いまでもこコメントをくれたり
アメブロではペタを付けてくれたり
Facebookでは「いいね！」してくれる人に対して、
本当に頭の上がらない思いですし、
よくまああれだけ心が病んで
人生のドン底にいるような人間にかまってくれたものだと
感心すらします。
アメブロで書いて丸５年です。
その５年間は
ドン底から無理矢理に這い上がろうとした
うだつの上がらない男の
魂の吐露となりました。
精神が病んでると、ああいう思考になるんですよ（笑）
また同時に、
そうしたドン底の現実から
いかにその病んだ精神を克服し
さらに昇華させたかという
「記録」でもあると思うのです。
コメントの中には僕に対する
誹謗めいたものもありました。
でもそれも今では
「スルー出来ないテメーも小せーな（笑）」
と軽くかわす事が出来るようなった事に、
自分で言うのもなんですが
自己の精神の成長を感じます。
アメブロ最初の書き込みは
こういう言葉で始まります。
まずはじめに、
このブログの作者である僕、
鮎沢郁弥についてお話ししたいと思います。
僕は２００８年４月まで
Lalah Luminouxという名前で、ネット上に
自分の作った歌を公開していました。
ところが去年、うつ病を患い
現在は充電期間中です。
（２００８年４月２６日の記事より）
実は、「充電期間中です」
と言ったままなんですよね。
ブログをしたためる事によって
心につかえている何かを表現する事で
人生が上向くと考えたのでしょうが、
思い返すに、アメブロをはじめてからが
本当の人生の闇だった。
本当の人生の重さを体験する序の口だったのです。
けれどまあ今となっては、わざわざ
「けじめを付けて活動再開！」
と言うのも面倒くさいくらい、
今後もその時その時に合わせた
音楽活動をしていく事になるのでしょうが、
あえて「時期」という概念を使って
今を言い表すのなら、
間違いなくその「充電期間」は充分に済んで、
「放電期間」の入り口に
足を踏み入れているのだと想います。
人生というのは面白いもので、
その人生の中に様々な
「学びのサイクル」があるように思います。
それは具体的に例えば
１０年サイクルだとかいう決まった年月の周期もあれば、
何か事を成そうとし、結果を出し、新たな課題を検討する
という様な、精神の体験としての周期もあるのでしょう。
例えば僕で言うなら、
僕が音楽を志そうと思いはじめてからの周期、
実際にバンド活動を通して
音楽の世界へと入ってからの周期、
その後歌を唄う事が僕の音楽であると
規定してからの周期、
そしてもちろんその他の
プライベートなライフイベントとしての
周期もあります。
こうした僕が生まれ持ったあらゆる周期が
全部、ゼロの地点で交わる点が
去年から今年にかけてにあったのだろうと思えます。
思えば、去年死にかけて
血液を全部入れ替えられたのもまた、
何かの暗示だったのかもしれません。
あの時に僕は
生まれ変わっているような気がしてなりません。
そしてまた、
今製作中のアルバムも
一度生まれ直して
録音する必要があったのだろうと思います。
正直なところ、
現実的にはまだ僕は人生のドン底にいるとは思います。
この先にもっと低く暗い場所を
通らなければならない可能性もあります。
でももう、そんなことはどうでもいいです。
もう僕は人生を高い低いという次元で
評価していないのだから。
これから向かう場所が
低かろうが高かろうが、
そこで僕は僕であればそれで良いのだと思っています。
病んでいた過去、アメブロをやっていた頃や
さらにその前の「ヨロズー」という
今は消えてしまったSNSの時代も、
きっと僕は低い位置にいる自分を
受け入れられず、逃げようとしていたのだと思います。
けれどこれからは、何があっても
そこから逃げず、ただ肯定し
そこで純粋に自分であり続けられる
自身もありますし、それは
きっと僕の誇りともなるかもしれません。
精神が病んで、自分でサイトの運営を出来なくなって
アメブロなどのSNSでブログを書いてきましたが、
また元通り、自分の運営するサイトで
ブログを再開するようになった事に、
やはり何と言うか、僕の人生は
新しい段階に入っているのだと感じずにはいられません。
４月１６日吉日
鮎沢郁弥
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