夢は誰のものか

先日、
『表現者は、自身の創造性を表現するのではなく
受け手の内的世界の創造性を引き出す表現をして
はじめて表現者足り得る』
そういう話をしましたが、
特に音楽に関して、
人に華やかなものを見てもらう
立場にある人、
それはもちろんミュージシャンもしかり、
自称公称問わず「アイドル」という人にも
当てはまる事で、
よくこの手の人たちは
「自分は夢を売るのが仕事」
などと口にしますが、
はっきり言ってこの考えは甘いです。
誰も他人の夢に
お金を払おうなんて思いませんし、
興味もありません。
これが現実です。
自分の夢を売ろうと考えるな。
この一言に尽きると思います。
売られるべき夢というものは、
あくまで
「受け手となる人の夢」なのです。
自分の個人的な夢はさして重要ではない。
受け手の人の夢を叶えてこそ
はじめて夢は売り物となるのです。
何度も言いますが
それはミュージシャンもアイドルも
本質的には同じ事です。
売れる人は
人の夢を叶えているから売れるのです。
故に
自分の夢は人の夢を叶える事と、
そう考える事が出来る人は強い。
利己的な自分だけの夢ではないから
挫折にも強いです。
実際僕自身も、
ここを履き違えて
人生を大きく迂回してしまう結果となりましたが
その結果の示す通り、
ただ自分の夢を叶えるだけの願いは
この世界では叶う事はありません。
人が素敵と感じるものを
すすんで提示出来るか否かで、
1年先、5年先、10年先で
その進むべき道は大きく変わるものなのです。
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