日本人の限界

今日の夕方、家に帰る途中の
地下鉄の中での事。
ぱっと見、50代後半くらい、
失礼ながらも
ともすれば初老とさえ言えそうな
感じの容姿の外人の女性がいました。
まあ正直、特別美人というわけでもない
その人でしたが、
その姿はほっそりと背が高く
モデルのような体系でした。
そして何より、
一番印象的だったのが
服のコーディネートがすごく上手だった事です。
でもきっと、残念ながら
日本人がその同じコーディネートで
それを着ても、
それほどお洒落とは思わないと思います。
普通の仕事で履くような
黒いハイヒールに、
ちょっとフレアのかかった黒い普通のパンツ。
普通の白いシャツの上に
淡いセピア色の
ひらひらしたブラウスを羽織り、
刺し色に鮮やかな水色のストールを
首元に巻いていました。
年相応に落ち着いた色合いの中に
鮮やかな水色を刺し色に使う色使いに
センスを感じました。
前述のように、
60近い(ともすれば60過ぎてるかも?)
日本人女性だったら、
まず似合わない・・・。
芸能人でもなければ
まずもって、
そのコーディネートを
スマートに着こなせないでしょう。
で思ったのですが、
洋服というのはそもそも
「西洋」の洋服なのですよね。
故に、
そのデザインコンセプトの本質は
「西洋人」の体型に
合わせているのですよね。
結局、パリコレとか
名だたるファッションショーで
モデルを務める東洋人も、
やはり西洋人と同じスタイルが求められる事からも、
やはり洋服は
そういう体型をした人が身に纏う事を
前提に考えられているのですよね。
西洋人、いわゆる
「コーカソイド」と呼ばれる人種のために
バランスを調整された
服なわけですよ、「洋」服というものは。
普通の平均的な日本人体型では
どうあがいても
「洋服」をスマートに着こなせないのです。
どれだけ色や形にこだわっても、
「芯」となる体型が
服のデザインの持ち味を殺してしまうのです。
それを悟った瞬間、
越えられない人種の壁を
感じてしまいました・・・。
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