この時期に何故か思い出す曲

もう１０年以上前になります。
ちょうど今頃の季節、
最近ちょっと冷えるねと感じる季節。
こんな時期、たまに思い出すのが
ラルクアンシエルの
たしか「And She Said」というタイトルの
曲です。（ちょっとタイトル違うかも？？）
知人が置いていったMD（←時代ですね・・・）に
その曲が入っていました。
当時していた恋が
もう限界まで来ていて、
ああ、もうこの恋は破れるんだろうなと
力尽きて、挫折し、諦め、覚悟した、
そういう想いがあったまさに
その時、この曲を聴きました。
まあ、その時の恋も
今思えば、結果的に
合わない二人だったように思えます。
というか、
お互いに人間として未熟過ぎた。
今では思い出のひとつと
なってはいますが、
その当時は本当に辛かったです。
音楽の道を自ら断ったものの、
他の道に自分のアイデンティティを
見いだせず、
ふらふら迷ってたから振られたんでしょうね。
目の前の壁を
乗り越えられなかったのか
乗り越えようとしなかったのか、
結局僕は
挫折を嘆くだけで
何も出来ないまま、
堕ちるところまで堕ちました。
強いて幸福な事と言えば
住む家があったくらいでしょうか。
そんな人生のどん底のくだり道、
入り口のところで
僕の恋は破れ、
その時、たまたま聴いて耳に残り、
その当時の何とも言えない
敗北感、無力感とリンクしているのが
このラルクの
「And She Said」という曲なのです。
寒くなってきたなと思う日、
本当にごくたまにではありますが、
ふと心の隙を付くように
当時の自分の気持ちが
フラッシュバックしてきて
そこに曲のサビのメロディが鳴ってきます。
最近、またふとこの曲を思い出したんですよね。
まあ、あいにく
ラルクアンシエルというバンドは
超大物バンドという認識以上のものは
無かったりしますが、
人の人生の中のBGM足り得る音楽を
創る事が出来る人たちは、
やはり凄いと思うし、尊敬もします。

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