出発点にようやく到達した

思えば今まで、
最初はギタリストとして10年以上、
そして次に
ボーカリストを志して10年。
すべては今制作しているアルバムや
その次のものなど、
これら、これからの僕の創る音楽に対し
自分が納得出来るだけの
クオリティーに仕上げるために
ひたすら下積みをしてきたように思います。
音楽を作り上げていくうえで必要な要素として
複数のスキルを身につけようとすると、
当然その分だけ
自分の目標地点にたどり着くまでの
時間がかかります。
僕は音楽を作るにあたって
常にその時の力で出来得る
一番完璧なものに仕上げてきましたが、
ずっと自分の実力の無さという
反省点に行き着くものでした。
僕の無意識では
このレベルではまだ
聴く人を楽しませる資格を持たない、
ずっとそう考えていました。
特にボーカルに関しては
自分の力の足らない部分だという認識は
ずっと持っていました。
そうして考えた時、
まして今制作しているような
販売用の音源として、
お金を頂くだけのレベルのものを
果たして創る事が出来るのか、
アルバムを作りますと宣言した当時、
それに足るだけのものに
仕上げられるか、
実のところ正直言って
疑問に思っていたし、
自信も無かったです。
過去のブログの記事を見ると
僕がアルバムを制作すると宣言したのは
去年(2011年)の5月7日でした。
途中、予想外に
病気というアクシデントがあって
半年ほど足止めを余儀なくされ、
宣言通り今年(2012年)に出す事は
無理となりましたが、
今ようやく
今手がけている作品の
目鼻立ちが、より具体的に
明確になってきたのが最近。
実際にギターや歌の
仮の録音をして
確信を持てました。
ようやくここまで来れた、と。
ギターにしろ歌にしろ、
まあ特に歌についてだったりしますが、
やっと
『自分のイメージするところのプロの実力』の
域まで達した事を
実感するに至りました。
今まで発表してきた音源に関して
はっきり言いましょう。
あれは
「ギタリストが歌も唄ってみた」的な
音源だったと。
けれど今製作中のアルバム収録曲の
リハーサルの録音を聴くと、
明らかに
ボーカルが楽曲をリードしています。
僕はこれを求めていたのです。
ここに到達したかった。
ギタリストソングライターではなく、
やっと『シンガー』ソングライターに
成れた気がすると。
下世話な話、
これならお金を頂けるというレベルにまで
力を高める事が出来たという
確信が深まりました。
今までは、
自分の力が自分の求めるところに
届いていなかったので、
音源を発表しても
どこか自信が無く、
広く発信しても
その足りない力を指摘されるのが怖くて、
何も出来ない(しない)ままでした。
だからそれは
自分をプロモートするという事に関して
事実、強く押せなかった要因として
ずっと首をもたげていました。
でも、今回は違う。
胸を張って今手がけている作品を
世に問う事が出来ると。
今は亡きスティーブ・ジョブズが
新製品発表のプレゼンで
デニムのポケットから
したり顔でiPodやiPhoneを取り出した時の
あのパッションはきっと
こういうものなのだろうなと
なんとなく理解出来る気がします。
僕の今までの音源、
歌を聴いていた人は多分驚くと思います。
相当に唄い方が変わってますから。
明らかにボーカリストが唄っています。
お楽しみに。
これは到達点であると同時に、
はじめてようやく立てる
スタートラインであると思っています。
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