百万本のバラ オリジナルver(マーラが与えた人生)

昨日から紹介し続けた
「百万本のバラ」も
このバージョンを紹介するための
前振りだったりします。
この曲が
「百万本のバラ」のオリジナルの歌詞を
日本語訳にした歌です。
楽曲のアレンジも
オリジナルを踏襲している部分があります。

元々この曲は
東ヨーロッパはラトビアという国の
歌謡曲でした。
朝のロシア語バージョン、
つまり加藤登紀子さんが唄っている
詞のバージョンとは
内容が全く違います。
ロシア語バージョンは
切ない片思いの歌ですが、
ラトビア版は
もっと重く、シリアスな内容です。
マーラとはラトビアで
聖母とされている人だそうで、
もちろん聖母というのは
比喩であり、
もっと一般論的な
「母」とか「母性」の事ではあると
解釈出来ます。
サビの
「マーラは娘に尊い命を与えたけれど
幸せをあげ忘れた」
という言葉が胸に突き刺さります。
この曲に関する詳しい考察は
こちら←
でどなたかが書かれています。
考察のページでも書かれていますが、
母娘三世代に渡って
結局同じ事、つまり
「マーラは娘に尊い命を与えたけれど
幸せをあげ忘れた」
とつぶやいている、
このやり切れなさが苦しいです。
完全な訳詞も、
そしてラトビア語で唄われる
真のオリジナルバージョンのmp3も
ここで聴くことが出来ます。
とにかく、日本語訳の
歌詞を読んで欲しいです。
重く突き刺さる詞です。