今週はベースの録音を終え、
只今編集中です。
基本的に１曲につき
１０テイクほど録音し、
良いパフォーマンスが出てる部分を
美味しいとこ取りで繋いでいくやり方ですが、
無理矢理にあちこちから
つぎはぎで編集していくと、
そのテイク自体が持っている
グルーブ感が纏まりを無くすので、
ひとつのOKテイクを元に
惜しい部分を他のテイクから
もってきて繋いでいます。
これも結構時間がかかるのですが、
録音時に入ったノイズの除去にも
神経を使います。
僕の録音システムは
考えうる最低限のノイズの混入で
済むようになっていますが、
それでもやはり、
「エレキ」と名のつく楽器は
どうしてもノイズが乗ります。
トラック単体で聴く分には
それほど気にならないノイズも、
重ねるトラックの数が増えてくると
必然的に
ノイズの量も増えてきて、
ミックスダウンやマスタリングの際に
不都合が起きてきます。
ノイズの除去は
もの凄く地味な作業ですが
これをやっておくと
やっておかないでは
仕上がりに大きな差が出ます。
アマチュアレベルで出回っている
人様の曲も
ノイズを無くすアプローチを徹底して
音源を作っている人は
今現在、少ないように思います。
あとからノイズを足して
アナログ感を出すという手法もあるのですが、
これはあくまで手法であって
アナログ感が欲しいから
ノイズが混じってて良いというわけではないのです。
それとこれとは
別次元の話です。
まあノイズリダクションに関しては
僕もここ数年で
ようやく重要性を理解したという程度でして、
出来るだけノイズを含まない
音源作りという意味では、
いままでネットで公開してきた曲では
やっていない、
まだ聴かせていないアプローチなので
今から仕上がりが楽しみです。