以前、ライブ活動をちょろっとしていた時、
数名の方から
お気遣いのプレゼントを頂きました。
もちろん、直接頂いた事もありましたし、
中にはライブハウスに
花を届けてくれた方もいました。
もちろん、それはそれで
とても嬉しい事だし
大変有り難く、
音楽をやっている身にとって
実に光栄な事ではあるのですが、
これからのライブ活動にあたっては
『一切、金品を頂かない』
というルールを作りました。
これから先、ライブ活動を続けていく中で
それでもやはり何度も、
プレゼントを頂ける場面に遭遇するかもしれませんが、
最初の１回はまあ
知らなかった事ですし、有り難く頂きますが
「もし次もと考えているなら、
そのお金で自分の好きな物を買ってください」
と、２回目以降はお断りするつもりでいます。
それでもなお、
その「自分の好きな物が」が
僕にくれるものであったとしたら、
そのお金を僕に回さず、募金に使ってくださいと
お願いします。
僕にお金を使う気持ちは、
ライブのチケットや音源など、
僕が正式に「販売しているもの」で
還元して頂ければ良いと考えていますし、
それが一番僕の身にもなる・・・（笑）
それは何故かと申しますと、
まず金品、プレゼントを渡し、受け取るという
関係を一度作ってしまうと、
くれた人がいる、
くれなかった人がいるという差が生まれます。
それはつまるところ、
僕の音楽を誰もに
平等に同質のものを楽しんで頂きたいという
僕の音楽に対する向き合い方のコンセプトから
外れる事になるのです。
同じ僕がやる音楽でも、
僕に何かをくれた人と
くれなかった人では
音楽の受け取り方が変わってしまうのを
避けるためです。
もちろん、音楽の解釈の仕方などは
ひとそれぞれ自由に解釈して頂ければ
大いに結構な事なのですが、
そうした純粋な解釈の自由度を
僕が「プレゼントを受け取る事」という
物理的な行為によって狭めて、
形が変わって欲しくないという気持ちもあります。
物をやった、やらないなどという次元で
僕の演ずる音楽の質を変えたくないのです。
とにかく等しく同質の音楽を
聴く人の心で受け取って欲しい、
それが僕の願いです。
そういう事ですので、
今後一切の「お心付け」はお断りいたします。
まあ、オチついでに
実利的な事を言ってしまうと、
これからのライブは電車で移動する事が多くなるので
荷物を増やしたくないという理由も
実はあったりもするのですが・・・（笑）
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