ネット上のマナー教育は法的に義務化した方がいい

今から20年以上になるでしょうか。

インターネットの草創期。
まだインターネットという言葉は
一般的に認知されておらず、
日本では「パソコン通信」と呼ばれていた頃。

正直な話、僕はこの「パソコン通信」というものを
やった事もないし、見た事もありません。
でも、そういうコミュニティが
存在していることだけは知っていました。

今のように、携帯電話だのパソコンだので
簡単にネット上の情報を閲覧する事は出来ませんでしたので、
やはりこういう分野のものが好きな人だけが、
こっそりやっているような、
ある種同好会的な感じだったのでしょうか。

そうした時期からやがてインターネットで
世界中のパソコンが情報を共有するようになった
はじめの頃というのは、
暗黙のマナーというのが存在していました。
暗黙のマナーと言っても
特別なものではなく、人として常識的に
公序良俗を保つために慎むべき事と
等価なものです。

僕がインターネットをはじめたのは
1998年頃だったでしょうか。

その頃には既に
「パソコン通信」時代から脈々と
受け継がれているネット上でのマナーというのがあって、
ネット上で不快に思われるような非常識な言動は慎み、
相手への敬意を表すエチケットも
守りましょうという空気がありました。

「ネチケット」という言葉を初めて知ったのはこの頃です。

時はさらに過ぎ、今の時代。
大人から子供まで
誰でも簡単にネット上にある情報を
見る事が出来るようになりましたが、
このネットの世界を往来する人口の増加とともに、
利用者のモラルの低下が著しいです。

ネットの草創期というのは、
外部からの法規制など無くしても
紳士的に利用する事で
平和で自由な世界を体現しようという
モラルがありました。

そうした先人の志は儚くも消えて、
今では犯罪の温床の一つにさえなっています。

そして露呈するのは、
罪の意識のあまりの低さ。

ネット上でつぶやく悪さ自慢と、
その辺の居酒屋でうそぶく武勇伝は
全く違います。

ここの違いを理解出来ていない人が多過ぎるのです。

子供に限らず大人でさえも。

ネットというのは
自分の書き込んだ情報を
誰が見ているか分からない世界です。
つまりこれは、
ブロードキャストなのです。

ニュースキャスターが
本当にやったのかも怪しい
お馬鹿武勇伝をニュースの中で語るでしょうか?

ネットで個人が発言権を得るという事は、
個人がブロードキャスティング出来るという事なのです。
自分がニュースを発しているのです。

その自覚が無い人が多過ぎます。

もうこれは、
小学生の頃から
ネット上のルールやマナーを教えるために、
週1回でもちゃんとした授業として
教えた方がいいと思うのです。

もっとも今は、
教える側のモラルも低いので
その有用性がどこまで発揮されるかも
怪しいものではあるのですが。

それでもやはり、
子供の頃からブロードバンド(広域)で
自分の言論を発する舞台を
持っているという自覚を
しっかり教育するべきだと思うのです。

ネットでの発言は
独り言ではなく、
不特定多数が読んでいるであろう言葉であるのだ
ということを、自覚する必要があると思うのです。

それを自覚させるにはやはり、
ネット環境に対する躾を
幼少の頃から身につけさせる必要があると思うのです。

余談ですが、
インターネットの民度を下げているのは
日本人を含む
アジアの民族だと思います。

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