牡丹灯籠

日本でお盆というのは
7月に行われる地域と、
8月に行われる地域があります。

そこから派生したかどうかはしりませんが、
今では引っ越したり、なんだので
7月にやる家と、8月にやる家が
まぜこぜになっているのでしょうか。

うちはお盆と言えば7月なんですけれど。

さて、お盆ということで一つ。

つい最近、怪談「牡丹灯籠」の落語を聞いたのです。

僕自身、落語を聞く趣味はないのですが、
僕の知る限り、「あ、こいつ頭良いな!」と
感じる人というのは、
知人に限らず、著名人など立場を問わず
「よく落語を聞く」というのです。

インテリがこぞって聞く落語の魅力とは
なんなのだろうとTouTubeで
いくつか聞いているうちに、
出会ったのが牡丹灯籠という怪談でして。

この「牡丹灯籠」という話は
元は中国「明(みん)」の時代に著された
怪談が元になっており、
それを「三遊亭圓朝」という人が
色々と脚色、アレンジして仕上げたのが
江戸時代の末期。

重ねて言いますが、江戸時代ですよ。明治初期だそうです。

すげー!この話の構成の妙といったら
半端じゃないです。

ジャパニーズホラーの
3大マスターピースの一つと
称えられるだけの、
見事な話の展開。

落語なんて年寄り臭い、などと食わず嫌いせず、
是非ともフルバージョンを聞いていただきたい。
2時間ありますが、
実際にストーリーは1本の映画分のボリュームがあるので、
その辺の時間の確保をしつつ、
是非、フルで聞いてもらいたい。

前半と後半の2部構成なのですが、
この前半、後半で視点が変わることで
2時間の話を退屈にさせない構成は
正直、鳥肌ものです。
様式美さえ感じます。

もっと早くに出会いたかったわ!