Cathy Dennis – West End Pad

キャシー・デニスという人は
90年代初頭に活躍した
イギリスの歌手、
正確に言うなら
シンガー・ソングライターになるのでしょう。
でも、作る曲は
いわゆるクラブミュージックでした。
彼女のデビューも
そうしたクラブミュージック系の
歌手としてデビューしています。
ただ、この人は非常に作曲能力が高く、
クラブミュージックのような
ジャンクな(良い意味で)音楽を作らせておくには
非常にもったいないと思うのです。
もっと質の高い大人のポップ、ロックを
作る人が出来る人なのに。
それを
実証してみせたのが
95年頃にリリースされた
「What Kind Am I Girl ?」というアルバムで、
クラブミュージックから脱却し
ポップロック路線に行くのですが、
それまで彼女のファンだった人は
そもそも、
クラブミュージックのキャシー・デニスの
好きな人だったため、
この作品は大コケしてしまいます。
けれど僕はこのアルバムが一番好きですし、
聴く度に
この人の作曲能力に感服してしまいます。
正直、この時の彼女が
一番カッコいいきがします。
ファッション的にも。
結局、この作品でスベって
表舞台からは退いてしまいますが、
後に出てくる
名の知れたアメリカンアイドルの
ヒット曲を何曲も手がける
知られざる
ヒットメーカーになっていくのです。
僕は彼女にもう一度
復活してもらい
この
「What Kind Am I Girl ?」というアルバムの
続きを作って欲しいと密かに願っています。
このアルバムの曲やPVに関する物が
ネットにほとんど落ちていない状態ですので、
このアルバム自体、
本当に無かったものにされているんでしょうね。
もったいない・・・。
こんなにカッコいいのに↓