叶ったもの、叶わなかったものの差

最近ふと感じたりする事があります。

人生に於いて
生きていく中で、
なかなか届かない、なかなか叶わない、
そうした想いの一つくらいはあるものですが、
それらはなぜいつも遠いのか
それをよくよく考えてみたのです。

まず極論を言うのなら、
理屈としてはおそらく
それは夢を叶える努力や労力が
いつしか、「追う事」が目的となり、
それが結果となってしまっているからなのだと思います。

それが、数えきれないくらいの夢を
叶えられなかった僕の経験上の答えです。

だからと言って、
夢はそうそう叶わないものと
結論づけてしまうのは
やはりそれでも人生は悲しいものだとも考えます。

そこで僕は考えました。

僕は僕自身が叶えられなかった
幾多の夢が、今なお叶わないのは何故かと。

結局、
夢を叶えられた自分というの
を受け入れられない事こそが、
夢が叶わない原因なのではないかと思い至りました。

他の事、とりわけ
なんとなく「こうであったらいいな」と
日頃から考えていたりする事は、
意外といつの間にか叶っていたりするものです。

それは「こうであったら」という事を
渇望するでも無く
受け入れているからなのだと思うのです。

この時、決して自分を否定していません。

切望する時というのは、
それを持たない自分というものを
肯定できていないものです。

自分を否定していてはやはり、
「そうである自分」には
いつまでも近づけないのだと思うのです。

つまり、叶わないのは
それを欲するがあまり
それを持たない自分を否定しているからに
他ならないのだと思うのです。

考えてみれば思い返すに、
叶わなかった物事というのは
結局、それを持たない自分を
受け入れられなかったように思います。

そこに「なんとなく」という
軽さは無かったと思います。
むしろ悲壮感もあったかもしれません。

故に、心底欲しいと思っている時は
往々にして
それは手に入らないものなのだと思います。

何故ならその時、
人の心は
「そうなる自分」ではなく
「それを欲しい自分」であるから。

逆に言えば、
それを叶える事の出来る自分を受け入れる、
その覚悟の有無が
その結果を正反対に変えてしまうのではないかと思うのです。


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