躾とは?

「殴られもせずに大人になった奴がどこにいるものか!」
この台詞、ある年齢層の男性なら
多くの人が知っている
アニメ、「機動戦士ガンダム」に出てくる
有名な台詞です。
今の学校の先生は
言う事の聞かない問題有りな生徒を
叩くと、その親が怒鳴り込んで来るんですよね。
体罰か躾か、この境界は実際
僕が子供の頃から議論されてきた問題だったりします。
僕が思うに、
確かに病院で治療が必要になるほどの
制裁は行き過ぎだとは思います。
しかし、
ゲンコツを喰らってタンコブをつくるくらいは
躾の範疇で良いのではないかと思います。
実社会では悪い事をすれば
当然、それ相応の
法による報いを受けなければなりません。
そのような法治国家に生きる限り、
まだ保護者にその責任がある
子供の頃からそれを身に付けさせるのは
親の義務だと思うのです。
それは決して、動物に対する調教ではないし、
まして報復とも違います。
ただ目的はひとつ。
自分の行動に責任を持たせるための
土壌作りに他なりません。
そしてそれは転じて
自分を律する心を育てる事にもなります。
もう数十年、
たとえそれが一部にせよ
親はこうした「叱る」事の意味、
「何故叱るのか」という哲学を
理解出来ないまま過ごし、
子を産み、育ててきたのだと思います。
そして現れたのが「モンスター」と
呼ばれる種族。
当然彼らも「叱る」とは何かを
教えられず育ってきたので、
それを理解出来ないまま親になっていくという
悪循環がそこに発生します。
叱らず、野放しで育った子供は
逆に不幸です。
公序良俗が理解出来ないまま
社会に放り出されて、
ルールによって運営されている
社会という集団の中で
適応出来るわけがないです。
これは論理の飛躍ではありません。
実際の事ですから、はっきり言います。
善い人を育てるという事は、
良い国を作ることなのです。
「叱る」事の意味を今一度、
まして子を持つ親なら再考した方がいいと思います。
…とまあ、
こう語る僕自身、
結婚もしていなければ
子供もいなかったりするのですが、
説得力無いですか?(笑)


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