機能不全の政府

最近、連日ニュースでやっている事ではありますが、
例の共産党の皮を被った実質独裁国家が
ミサイルだか人工衛星だかを打ち上げるという話。
日本政府も、かの国がやらかした場合を
「有事」として対応しようとしていたはずなのに、
いざ蓋が開き
実際にそのミサイルだか人工衛星だかが打ち上げられた今日、
政府が情報の確認とその確定に右往左往しているうちに
結局、マスコミが政府より先に
海外メディアからのニュースとして
国民に知らされる結果となりました。
日本政府は今回の打ち上げの件に対して
非常に高いプライオリティをもって
対応していたはずなのに
おかしな話ですよね。
結果的に無事、事無きを得たから良かったものを
これは明らかに「有事」として、
的確な対応を求められる事例ですよね。
政府がマスコミよりも先立って
その有事に対して
国民に情報を開示しなければならないというのに、
情報収集に右往左往して
民間および公共のメディアが先に
情報を伝えた今回の一件から見えてくるものは、
何はなくとも
『政府機関の危機管理が機能していない』
という事。
しかもこうした情報開示でつまづいたのは
今回が初めてではないんですよね。
1年前の東北の大地震と
それに伴う原発の事故でも
同じような失態をやっているんですよ。
まあもっとも、
原発の事故に関しては
伝達システムの不備というより、
なにやら不都合な事はなるべく言わないようにという
力学が働いていたっぽいですが。
それにしても、こうした事は
政府が「国民に知らせる義務」というものを
軽んじている事の顕われなのではないでしょうか。
出来るのに「やらない」のか、
本当に「やれない」のか
実際はどっちが真相なのかは知りませんが、
「やらない」のではなく
「やれない」だったとしたら
問題は非常に深刻です。
はっきり言うならそれは
政府の無能を証明する事だからです。
思うんです。
有事だから露呈したものこそ、
「政府の機能不全」
であると。
=追記=
こう書いていた矢先に
やっぱり案の定
各メディアが同じ事を指摘していますね・・・(笑)