ブレイクスルーの論理

「問題を解決するには
その問題のレベルより
ひとつ上のレベルの視点に立つ必要がある」
このような意味の事を
かの有名なアインシュタイン博士が言ったそうです。
実にごもっともな話です。
昨日の話の
与党と野党の不毛な論議も然りですが、
問題というものの本質は
是か非かという二元論の中に見いだす事はできません。
その本質は
是と非がある今の現状において、
どの座標からどのベクトルで認知されている
集合がどれだけあるか、
という事であるので、
その案件を打開するには
それら各々の座標、ベクトルから見える
現状を俯瞰する必要があるわけです。
どちらが正しくて
どちらが間違っている。
そうした認知のレベルで落としどころを
模索しようとするから、
是と非をコントロールするための
主導権を争うパワーゲームという、
実に稚拙で不毛な水掛け論になってしまうのです。
世の中のありとあらゆる事象には
究極的な二極性を持っているものではあります。
表があれば必ず裏があるように、
それはこの世の摂理以前の問題として
逃れられない事です。
しかし、
表と裏、つまり是と非を合わせて
ひとつの事象が形成されるものとして、
その相対性自体を
絶対性の次元から俯瞰する事は可能です。
つまり、
ひとつ上のレベルからものを見るという事になります。
ただ、是が非かの二元論で
拮抗し合っているだけでは
先に進めないのです。
拮抗し合う二極を
その先、ひとつ上のレベルに
イノベーションさせていくには、
まず目標、理想足り得る状態に関しての
共通認識が必要となってきます。
相対的な物事に対し、
その先にある絶対性の認識を
設定しておかないと、
物事は革新を起こせないのです。
目指した絶対性の概念が
現実のものとして到達すると
きっとそこには
新たな相対性が生まれている筈です。
つまりそれが、
問題のハードルなわけです。
それを越えたところに
成長が待っているのです。
綱引きをして
互いに引き合い、
一見動かなくなってしまったように
思えますが、
物は考えようで
前後には動けなくとも
左右には動けるのです。
両端が左右に動く事ができれば、
必然的に
前後にも移動出来るもの。
これが
問題をひとつ上のレベルから俯瞰して
解決する事の
力学であるように思います。
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