民主主義は国民が殺した

先日、日本の民主主義は死んだと
書きました。

ならば、誰が殺したのか。

結局のところ、
我々国民が殺したのだろうと思います。

少なくとも、僕達の世代40代付近というのは
そもそも、若い頃から政治に関しては
全く無関心だったのは紛れもない事実だと思います。

政治というものは年寄りがやるもので、
自分の生活、世界とは
完全に乖離した世界のものであると
思っていたふしもあります。

実際、無関心のままでも
特に切迫した不都合に直面しなかった
(直面させられなかった?)のも、
政治が自分とは関係のないものであると
勘違いさせていた素因だったのかもしれません。

いずれにしろ、それは間違っていた。

政治に関心の無い、あるいは無かった
僕のような層の人間が蔓延って、
政治をまるで他人事のように丸投げした結果、
「悪人が得をする世の中」になってしまったのです。

手付かずで空いていたことを良いことに、
政治が悪人に乗っ取られてしまっている、
もうそう言っても過言ではないでしょう。

今の日本国民にとっての、
最後の壁であり、
最後の敵というのは、
政を行使する権限を持つ人々であり、
そこから発生する利権を貪る者であり、
そのエコシステムを維持するために
「知らない人民」を育てる社会構造なのです。

これらを倒さなければ、
いよいよ争いと略奪を肯定する
輩の跋扈する国になってしまいます。

けれど、そういう国になってしまうことを
許してしまった罪は、
やはり政治に無関心だった
僕のような層の人間にあるのだろうと
思うのです。