金で買える愛は愛とは呼ばない

世間ではいろいろな愛が売られています。
甘く優しく、心地良いだけの愛が。

それは、昨日の話とも少し繋がりますが、
チャリティだとか、
エンターテイメントだとか、
さらにはそれこそ性風俗産業を通して
愛が売られます。

甘く優しく、心地よく響く、それだけを取り出して。

何のストレスも無く、心地よく感じる
その体験だけを求めて愛にすがるのであれば、
それは愛ではないでしょう。
少なくとも本物のそれからはほど遠いです。

ずばり言ってしまえば、
巷で売られている、安売りされている、多売されている
「愛」というものは、
愛から毒気を抜き取った
単なる快楽です。

「愛」という言葉に正当化され、常態化した、
おそらく人にとっては毒となるものだと思います。

「愛」というものは
「慎み」という囲いが無いと、
節操が無くなり、ただの快楽になってしまいます。
愛は慎みによってコントロールされて
真の愛足り得るのだと思います。

愛の中に於いて、慎みは
ともすれば水を差す邪魔なものかも知れません。
けれど、この反作用をもたらす概念があるから、
人は愛を愛と知る事が出来るのです。

ぱっと見、邪魔な慎みという毒気を抜いた
締まりのない、だらしのないそれが
「愛の名を騙って」
堂々と売られていて、
快楽という堕落へと導いている事に
気づいている人はまだ少ないです。

公然と、愛だの夢だの希望だの、
絆だの、癒しだの、
そういうものを軽々しく言ってのけ、
さも素敵な夢を見せてくれそうな顔をして
手をのばして誘おうとする人がいたら、
その人は間違いなく
愛ではなく、そこから毒気を抜いた
快楽の方を売りものにしているのだと思うのです。

人の心を縛るものは、
どんなものでも「愛ではない」のです。


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