人殺しというビジネスモデルが成立してしまう世の中

先日、かれこれ20年近く前に起きた
神戸の連続児童殺傷事件、
いわゆる「サカキバラ」のアレですが、
あの犯人の元少年が
手記の本を出版して、その是非が
いろいろと論議されています。

遺族の了承を得ていないだとか、
その他もろもろのあれこれ的に
いろいろと。

はじめにはっきり
僕の意見を言わせていただくなら、
今回は出してしまったものはしょうがない。
けれど、2匹目のドジョウは
絶対出すな!
というのが僕の考えです。

あけすけに言ってしまうと、
これは
「人殺しビジネス」の苗床となると思います。

派手に人を殺して服役して、
刑務所から出てきたら
告白本を出して印税をがっぽり儲ける。

仕事もなくて、無収入になったら
世間を震撼させるほどの事件を起こして、
その手記を出版すれば
お金儲けができるのです。

今回の元犯人の少年の件は
こういうビジネスモデルの
原型となりうるのです。

特に犯罪を犯して
服役してしまうような人間は、
出所後の生活も困難になることが予想されます。
だったら、自分がいかに犯罪に手を染めたかを
告白する手記を出して稼ごう。

また、事件がセンセーショナルであるほどに
本は売れるでしょうから、
ベストセラー作家は
罪人ばかりとなるかもしれません。
こういう流れになると
世も末だと感じます。

こういう言い方をすると、
僕自身ももしかすると
犯罪の幇助とも理解されかねませんが、
あえて言います。

こういう犯罪者の告白本が
まかり通ってビジネスとなる時代が来るのなら、
もうみんな仕事なんてしなくていい。
人の多い場所へ行って
何人も殺すなり、あちこち火をつけて回るなり、
みんなが驚くような犯罪を犯して見せればいい。
下手をすれば
犯罪行為をするにあたって
スポンサーもつくかもしれない。

『人殺し?
ああ、あれ話題作りですよwww』

捕まったらあとは、
本を出して印税を稼いで
貯金するなり、
借金を返すなりすればいい。

素晴らしき哉、日本!
滅びてしまえ。