Madonna – Ray OF Light

ウィリアム・オービットは
イギリスのテクノ〜アンビエントあたりの
作曲家、プロデューサー、DJ
まあそんなあたりを守備範囲としている人です。

そのキャリアのおそらく頂点が
マドンナの「Ray Of Light」でしょう。
個人的にマドンナの楽曲は
90年代終盤から00年代初頭のものが好きなのですが、
その時代のマドンナのプロダクションワークの
ルーツにはウィリアム・オービットの
存在は外せないだろうと思います。

ウィリアム・オービットのテクノサウンドを
ポピュラー音楽に落とし込んだのが
マドンナ(とかその辺りのスタッフ)だと
考えていいと思います。

ウィリアム・オービットがプロデュースした
マドンナの「Ray Of Light」が発表されたのは
1998年。
この年は映画「タイタニック」が大当たりした年で、
そのサントラが売れまくるという
音楽史における
ある種の大きな一過性のブームのために
「Ray Of Light」は霞んでしまっていますが、
それでもそんな一過性のムーブメントにあっても、
このアルバムはその年のアメリカの年間チャートで
タイタニックのサントラに続くセールスを記録し、
一説には年間だけでみれば
マドンナのキャリアの中で一番売れたアルバムとも
言われているそうです(定かではないので要注意)

今、マドンナのキャリアを振り返ってみれば、
マドンナが繰り出す音楽が
もっとも「高尚」だった時代だったような気がします。

僕も「Ray Of Light」を聴いた時には
鳥肌が立ち、僕の中でもっとも聴いたアルバムの
3本の指に入ります。

余談ですが、
三本の指甲乙つけがたく、
1本目「GarbageのBeautiful Garbage」
2本目「MadonnaのRay Of Light」
3本目「QueenのQueen II」

めちゃめちゃ話が脱線しましたが(笑)
この曲などは
マドンナとウィリアム・オービットのタッグによる
プロダクションの集大成と言えると断言します。