Rainbow – Gates Of Babylon

ハードロックバンド、レインボーは
言わずと知れた
元ディープパープルのギタリストであり、
ディープパープルを脱退後に
結成したバンドです。
70年代後半から80年代前半にかけて
活躍していました。
とりわけ「Gates Of Babylon」という曲は
実にカッコいいです。
バビロニアの音楽など全く知りませんが(笑)
実にバビロンな感じで、それがたまりません。
メインのリフになる
Eフリジアン?
というかハーモニックAマイナーの
5度(属音)から始まる音階がそれなのですが、
バンドのうしろで演奏される
オーケストラ(弦楽四重奏)が良い味を出しています。
フリジアン(ハーモニック的な)の
音階で、5度の音程を
どうだろう?おそらく(調べたわけではないので)
40セント近く(1セントは半音の100分の1)
高いところで鳴らしつつ6度(10数セント低め)へ逃がす
耳ざわりが最高です♪
あと2度(減2度)も20セントくらい
(僕なら16セントあたりを狙う)、
短3度もそこからさらに5~6セント高く
弾きたいのだけれど、
ギターのリフが当然、平均律なので
合わせないと気持ち悪いし
つられてしまうし、
でも平均律を外したい・・・という
葛藤が演奏から聴き取れます。
僕が思うに、
この曲のメインリフの音程は
後半、長いギターソロが終った後の
Aメロ、1廻り目のリフの音の高さが
正解のように聞こえます。
というか、この部分のフレーズのピッチが
神がかっていると言うべきか??
とにかく、オケの人が
外したい、でも合わせなきゃと
探り探り弾いているのが分かります。
このリフは何度も繰り替えされますが、
出だしの1音目と
お尻の高めを狙った5度をスクープする音の
音程以外、
ピッチがもの凄く微妙ですが
どれも不安定です。
よく聴くと
同じリフの繰り返しの中で、
どれひとつ判を押したような
同じ音程が無いのです。
まあ、その不安定感が
この曲をスリリングにさせている
絶妙なスパイスだと思います。
実際に、ギターに合わせて平均律で
これをバイオリンで弾かれた日にゃ
僕、発狂して暴れ出しますよ(笑)←いや、意外とマジ
ちなみに、エンディングの
バイオリンソロ。
バビロンな感じにするにはまだ
平均律に引っ張られていると思います。
本当はこの辺のメロディは
イスラム圏のバイオリニストに
演奏させると最高だったと思うのですが。

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