愛とは、

僕の現実社会の中では
そういうような人は多分いないと思うのですが、
いや、そうでない振りをしているだけで
実際はそうだったりする人はいるのかもしれません。
何の話かというと、
「愛する感性」が麻痺してしまっている人。
それまで縁のない人種だと思っていた
いささか偏った人の思想、世界観が
別世界の人間でも(僕もきっとそう思われている事でしょう)
ひとつの文字という記録として
垣間みる事が出来るから余計に、
そうした異様な感性が目につくのかもしれませんが、
例えば男性の場合。
黄色い声でキンキン喋る
幼児のような2次元キャラクターを愛でて、
ここ数年では
そういうものを嗜好する人たちに
媚びるかのように
生身の女の子までがアイドルを自称し、
2次元的なそれに化けてしまって、
それをまた、そうしたものを嗜好する人たちが
迎合して、輪をかけるように
はやし立てて、と
ある種独特の生態系を形成しています。
もちろんこれは男性に限った世界ではないですよね。
女性でも上記の関係構造を逆転させた
世界の中に閉じこもっている人もいます。
男女問わず、自分の精神世界に
他人の精神世界を入らせない人たちです。
そうした一方で、
平然と自ら誇らしげに
自分がビッチである事を公言する女性さえいます。
まあ、この逆の構造である
男が何人の女性を相手にしたか
その数を自慢する人は何十年も前からいたわけで、
こうした貞操観念のモラルの低さを
自分の手柄と考える人たちは
男女問わず、
完全に自分の精神世界を放棄しています。
こうした、
自分の夢の国から出てこない人と
リビドーの濁流に流されるままの人というのは、
一見すると全く対極で
相容れるところが無いように見て取れるのですが、
実はどちらも共通した欠陥があると考えます。
それが「普通に人を愛する感性」です。
現実世界は自分を偽って、
常人のように振る舞う事が出来るでしょうが、
つい本音が出てしまうネットの世界故でしょうか、
こうした「普通に人を愛する感性」の
欠落を露呈してしまう人が少なからずいます。
あえて苦言を呈させていただくならば、
その両者とも、正直
気持ち悪いです。
黄色い声の2次元キャラクターしか
愛せない男性も気持ち悪いし、
セックスした男性の人数をコレクションする
女性もまた、病気を持ってそうで嫌です。
もちろん、これらは
ごく極端な一例でしかないと信じてはいますが、
こうした情報に乗せられて
それが普通になってしまうのが
一番危険だと感じます。
「普通に人を愛する感性」とは
「相手を思いやるセンス」と言って等しいでしょう。
これが無いと
それこそ割と真面目な話、
下ネタでも何でもなく、
本当に真っ当な
セックスが出来なくなりますよ。
これはめぐりめぐって、
普通に人を愛する感性、
人を思いやる感性の無い人が
「真っ当なセックス」も出来ずに
うっかり作ってしまったような子が
真っ当な子に育つ環境下で生きられるでしょうか、
という話なのです。
普通に愛し合った結果として生まれた子供と、
ただただ、
うっかりものの勢いだけで生まれた子供では、
のちのちの人格に大きな差が出ると思うのです。
普通に愛せない、
普通に人を愛する事がどういう事かを
知らない人がこの世にいるという事は、
とても寒い話だと思います。
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