淘汰の摂理

いわゆる絶滅危惧種とか言われるような
生き物がいます。
中には人間が絶滅に追いやったと
言われるような生き物もいます。
人は言います。 
「だから人間が悪い」と。
果たしてそうでしょうか。
地球に生物が現れて以来、
いや、きっと有機的な塩基や
タンパク質が出来て以来、
ずっといつの時も
優勢な生物が比例して劣勢の生物を
淘汰してきたのです。
理由は単純。
生きて子孫を残すため。
きっと人間という「種」も
根本は生きて子を残すために
繁栄してきたし、
その弊害として別種を淘汰してきたのでしょう。
今まで人間が、生活の営みとして
やむなしとされてきた
森を壊し、水を濁し、空気を汚すことも、
単に優勢な種が、劣勢な種を淘汰していく
ひとつの摂理なのかも知れません。
ただ、
例えば土壌には様々な菌が生息しています。
その菌たちは一定のバランスで
健康な状態の土壌を保っています。
しかし、何かのタイミングで
そのバランスが崩れ、
ある特定の菌だけが異常繁殖しはじめると、
その土壌に生えている
植物まで病気に冒されてしまいます。
そしてもし、その異常繁殖した菌だけしか
存在しない状態となると、
逆にその菌でさえ(餌が無くなるため)死滅してしまいます。
こうして土は死にます。
そしてその死骸の群れを餌にする
新たな菌が現れます。
きっと人間もこの摂理から逃れられないでしょう。
結局、何をしようが
人間も同様に
より優勢な種に淘汰されるか、
自らを増やし過ぎて自滅するか、
人間という「種」がその役目を終えた時は
ほぼ漏れる事なく死に絶えてしまうのだと思います。
もしくは生き残った、
より強い新たな人類が別の種となって
その時の地球の環境に合った形で
生きながらえる事でしょう。
しかしそれはもう、
人間とは呼べないのかもしれません。
ただ、それらは全て、自然の摂理の
思し召しによるものである以上、
人間による永続的な右肩上がりの繁栄は
絶対にあり得ないのです。
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