Rosalia De Souza – Maria Moita

Rosalia De Souzaという
ボッサ系女性シンガーの曲です。
この曲の入っているアルバム
「Garota Moderna」はニコラ・コンテの
手がけたアルバムで、
2000年代中頃にリリースされました。
このアルバム自体が非常にクールな
ボッサアルバムで、
当時のニコラ・コンテの作風が
バシバシ効いています。
僕がニコラ・コンテという人を知ったのと
ほぼ同時期に出たアルバムです。
彼自身、一番忙しかった頃ではないかと思われます。
当時、ジャズ(とりわけNu Jazzと呼ばれるもの)は
「スキーマ(彼の主催するレーベル)」だよね~!
と名前に挙るくらい、
いわゆるクラブ・ジャズという分野においては
ちょっとしたムーブメントになりました。
こうしたラテンジャズ~ボッサ辺りとクラブミュージックを
お洒落に掛け合わせた音楽は、
当時の熱気からすれば落ち着いたものとなりましたが、
それでもちょっとした
隠れ家系の小さくてお洒落なカフェなどでは
ラウンジミュージックのひとつのバリエーションとして
今でもよく流れています。
決して廃れた音楽ではなく、
元々そのこれらの音楽が存在するべき場所へ
帰ったと言った方が良いのかもしれません。