Cathy Dennis – Am I Kinda Girl ?

$鮎沢郁弥のLes Fragments d'ete(あゆさわいくやの夏のカケラ)
今日の1枚は
「Cathy Dennis(キャシー・デニス)」
という人の
「Am I Kinda Girl ?」
というアルバム。
キャシー・デニスという人は、
80年代の終わりから90年代初頭にかけて
いわゆる、ハウスミュージックのサウンドで
ブレイクしたアーティスト。
位置づけ的に言えば当時、
アーティストというよりはアイドルに近い路線だったかも?
ただ彼女は違った。
彼女には曲作りのセンスがありました。
当然、はじめの頃はハウスの曲を創っていたようですが、
今回紹介する「Am I Kinda Girl ?」では
一変してオーソドックスなポップロックサウンドに転向。
しかし、当時「キャシー・デニス=ハウス」という
イメージでやってきたため、
このアルバムで肩すかしを食らったようで、
セールス的には振るわなかったようです。
しかし、ハウスのアーティストという
先入観を無くせば、
このアルバムは珠玉のアルバムであると断言出来るでしょう。
どの曲もエバーグリーンの香りを醸し出して、
時代超えた輝きを誇っています。
キャシー・デニスは結局この後
自らのアルバムを発表する事は無く、
作曲家、プロデューサーの仕事をするようになり、
裏方としてアメリカのポップシーンを支える存在となります。
彼女の作った曲で有名なところでは、
ブリトニー・スピアーズの「Toxic」などは
日本でもよく知られている曲ですね。