S.9
時に人は
信じられないような
凶行におよぶことがあります。
いったい
彼らの心の中には
どんな心の闇が
存在するというのでしょう。
そしてその心の闇は、
人ごとの事と
傍観しているわけには
いかないはずです。
なぜなら、
そうした心の闇は
誰しもが少なからずとも
心に潜ませているからです。
心の闇は、
心の病みでもあります。
つまり心の病んだ部分が
良からぬ凶行を掻き立てるのです。
病んだ心は
自身の中の「許せない」部分の
顕現として現れてくる
ものであったりすのです。
心に潜む「許せない」何かを
外の世界に表現したくて
爆発するのを今か今かと
待っているのです。
その闇はどう表現されるかは
人によって様々ではありますが、
共通するのはやはり
自身の心の「病んだ」部分の存在なのです。
人は良からぬ凶行に走らない為にも
心の「病んだ」部分を
赦し、癒してあげる必要があるのです。
そして優しく手放してやれば、
その闇は消えてゆくものなのです。