傲慢の代償

S.8
自分自身の傲慢ゆえに
離れてゆく人間というものは
まず、
最も近しい人間から
離れてゆくものです。
それはなぜか。
自分より遠い人間が
離れていっても、
自分の傲慢を省みる事はないからです。
近しい人間が
離れていったときこそ、
自信の傲慢さを告げる
信号であると言ってもいいでしょう。
しかし、もしそのような理由で
孤立してしまったときこそ、
自信を賢明にさせる
チャンスでもあるのです。
何故自分が傲慢になったのか。
何故人は自分のもとを去っていったのか。
自分のどこに非があったのか。
そして、
今後その孤独を
自信の有益の為に
生かす事が出来るのか。
考える事はたくさんあるし、
またそれらのことは
孤独にならなければ
考える事が出来ないものなのです。
そういう意味では
自信の作った孤立という状態も、
未来に生かす
教材となりうるのです。
結局のところ自身の作った罪もまた、
自身を成長させる方向へ
人生は展開していくものなのです。
人はその贖罪から
学び、悟っていく生き物なのです。