真の力

S.J/R
挫折を経験した者には、
それを経験しなかった者には持ち得ない
頑強さ、不屈さ、そして底力があるものです。
それらは挫折という経験に
裏打ちされているからこそ
持つ事の出来る力。
何ものにも屈する事の無い精神は、
挫折によって底上げされた
精神性と言ってもいいかもしれません。
挫折によって
ストレスに達する水域が
上がったのです。
そして挫折を繰り返し、
その水域が上がる事によって
屈強な精神性を
形成する事が出来るのです。
また、その屈強さは
寛容さと結びつく事により、
更なる精神性の高みへと
導かれてゆく事でしょう。
寛容さも
挫折を経験する事によって
深められる精神の一つです。
人の精神は、
屈強さだけでは
頑な心を形作るだけです。
寛容なだけでも
けじめのない心を
生むだけです。
屈強さと寛容さ、
この二つが両輪となって
機能する事で
人の人格は、
より高く高尚なものへと
深化していく事が
出来るのです。
そして、それを可能にする体験こそ
挫折という体験であると
言う事が出来るのです。