不信につける薬

S.9/R
人を不信に駆り立てるのは、
いつか裏切られる、
または傷つけられる、
そういった不安が
心に根を張っているからです。
逆に言えば、
傷ついたり裏切られたりする
不安さえ無ければ、
人は不審を抱かないものなのです。
そしてその
不信の根底は、
過去に傷ついたり
裏切られたりした
経験があるのです。
ひとはそのトラウマを
打ち消さない限り、
いつまで経っても
猜疑心を抱いたまま
一生を過ごします。
本当にそれで良いのでしょうか。
そのままにしておいて良いのでしょうか。
トラウマは時間をかけてでも
癒されるべきなのです。
不信を癒すには
赦す事が不可欠です。
相手を赦す。
何かの物事を赦す。
少しずつでも
相手や対象となるものを
赦そうとしたとき、
心は浄化され
トラウマもその姿を
消してゆくものなのです。
自身の「不信」を
目を逸らさずに
しっかりとその姿を見つめてください。
不信に駆り立てたものの
姿が現れてくるはずです。