誠実さ、正直さ

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人に誠実であるという事。
人の徳として尊ばれるものの一つです。
たとえば
人間関係の中での誠実さって
何でしょう?
相手に対して
気遣いを忘れないとか、
常に正直でいるとか、
思いつく
「誠実さの形」は
人それぞれ、様々にあると思います。
だけど、
その誠実さを
じっくりと観察してみてください。
何か見えてくるものはありませんか?
結局のところ、
誠実さというものは、
それぞれ各人の、
つまり自分自身の
心、意識にどれだけ誠実であったか
その一点を試されている、
そういう性質を
持っているものであるように思えるのです。
人に対して誠実であるという事は、
行き着くところ、
自分に誠実でなければ
その誠実さが成り立たないのです。
つまり、
自分を欺きつつ
同時に、
他者に対して誠実であるという事は
ありえないのです。
なぜなら、自分を偽りつつ
他者に対して正直にはなれないからです。
たとえば、あなたが
自分を偽っているとき、
あなたの一挙手一投足、全てが
偽りの言動となるからです。
故に、
他者に対して真に誠実であるという事は、
常に自分に対しても
正直である事が要求されるのです。
結局は、
自分の心に正直である人ほど
人に対しても誠実なのです。
人生なんてそんなもの。
人生とは、
いや、人の一生とは
どれだけ自分が自分自身に
正直でいられたか、
どれだけ自分が自分自身に
誠実でいられたか、
その一点においてのみ
常にその価値を
問われるものなのかもしれません。
自身に純粋な姿勢をもって
真に向き合うという事、
それこそが誠実さの発露
とも言えるのかもしれません。
あなたは自分自身に
正直に向き合い、
誠実であろうとしていますか?