ウ○コからのメッセージ

夕べ、珍妙な夢を見ました(笑)
お食事中の方は、
この記事を読むのを
避けた方が良いかもしれません。
ちょっと汚い描写が出てきますので・・・。
というわけで夕べの夢・・・。
ライブツアーの移動中。
そこは機材車でした。
昔やっていたバンドの機材車です。
当時やっていた(前に出てきたインディの)バンドで
ドラムをやっていたやつが、
はじめに運転をしていたのですが、
僕が運転を代わることになります。
僕が運転席に座ると、
その運転席は
何故だか分かりませんが
便座でした(笑)
しかも足元、つまり
アクセルとかブレーキのある所には
僕のやってたバンドで
ドラムをやっていたやつの
ウ○コが・・・!!
「きったねーなぁ~!!」
と僕は言いながらも笑っていました。
○ン○の生みの親であるドラムのやつも
笑っていました。
夢はここでおしまい。
そもそも、
インディでバンドをやってた時、
ドラムを叩いていたやつとは
高校時代からの付き合い。(今は全く関わりがありません)
文化祭でやるバンドが縁で知り合って、
高校卒業後も、
お互いに別のバンドをやっていたのですが、
そのインディのバンドをやる事になった時、
誘って、入ってもらったのです。
彼は同窓生で、
文化祭では高校2年生、3年生と
一緒に文化祭バンドをやりました。
バンド以外にも、
若さ故、遊びに羽目を外して
一緒に痛い目にあったり、
彼が告白した女の子にフラれたときも、
一緒にいて、彼の想いのたけを
聞いてやったこともありました。
ですから気心も知れていますし、
基本的には仲は良かったのです。
でも、
ライブツアーで長時間、
同じ機材車の中という密閉された空間で
それぞれ違った生活習慣が者同士が
共同生活をする。
これが人間関係に亀裂を生じさせる事となります。
気付けば、
僕もそのドラムの彼の
やる事成す事が
いちいち腹立たしく、
いらつかせるようになっていきました。
違った生活習慣を持つ者同士が、
円滑に共同生活をするには、
僕も彼も、そして
他のメンバーも
それを許容できるほど
大人ではなかったのです。
特に東名阪を中心にツアーを周り、
CDを出し、
専門誌の「S」や「F」にも
広告を打ったりして、
インタビューなども載せて頂いたりと、
あくまで「バンドとしては」
順調に活動をしていました。
しかし、
そんなバンド内部の実情は
険悪なものだったし、
Vな業界自体の内情も、
見た目の華やかさとは
全く裏腹に、
お世辞にも心地よい環境ではありませんでした。
結局、メンバー間の仲は
根本的に修復されないまま
バンドは解散し、
僕も独自の道を行った事もあって、
他のメンバーとの仲も、
ヴィジュアルバンド業界に対しても
悪いイメージを残したまま
疎遠となっていったのです。
その後は
ブログテーマ:『鮎沢郁弥について』で
書いた通りですので、
今、ここでこうしてブログを書いているまでの
経緯を知らない方は、
そっちを読んで頂きたいと思います。
で、話を夢の話に戻します。
機材車の中で、メンバーがして放置してある
ウン○をみて、
「汚ぇ~」といって笑っている自分。
険悪な仲だったメンバーでした。
本当なら夢の中の僕も
そこで、それこそ
怒髪天を突きそうな勢いで
ブチ切れてるはずなのに、
その夢の中で僕は「汚い」とか言いつつも
笑ってそれを受け入れていたのです。
僕は目を覚ました後、考えました。
現実の中で
僕のそうした
楽しくなかった時代という過去を
受け入れはじめている兆しなのかなって、
そう考えるに至ったのです。
僕が今年(2008年)の春まで
ララ・ルミナスと名乗って活動していた時期は、
写真でばっちりメイクをしておきながら、
ヴィジュアル系と呼ばれる事を
完全に否定していたのです。
なぜなら、
ヴィジュアル系というものに
良い思い出が無かったから・・・。
だけど僕自身が、
メイクをして
端から見れば「ヴィジュアル系」と
呼ばれる事に対して
抵抗が無くなってきたというか、
開き直ってそれを認める事によって、
何というか、
心の中につかえていたもの、
抵抗感という、つかえていたものが
消えて無くなったのです。
結局、僕はメイクをしないで
人前に立つ事は
絶対あり得ない事だし、
つまりそれは「ヴィジュアル系」と呼ばれる事を
肯定していることに
繋がるんですよね。
ララ・ルミナスと名乗っていた頃は
「ヴィジュアル系」である自分を
肯定する事を拒絶していたんです。
だけど、「鮎沢郁弥」と名前を変え
僕の「ヴィジュアル系」に対する
イメージも意識も
少しずつ変わってきているのが
自分でもはっきり分かります。
僕の持つ過去の汚物だった
昔の「ヴジュアルバンド」の
ギタリストだった頃を、
「汚ぇ~」と笑えるようになった
自分がそこに居る事に
気付いたんです。
そんな自分がそこに居る事に
気付いた時、
僕の中で
今の僕のするべき事が
クリアに見えてきました。
だから夢の中で
メンバーの○○コを見て
「きったねぇ~!」って
笑えたんだと思います。
きっと多分、
自分の中で意識的に
見ないようにしていた
バンドマンだった頃の自分を、
今、ようやく受け入れ、
肯定する事が出来るように
なったんだと思います。
それは僕の人生において、
前に進むために
これからの音楽人生を歩むために、
必要な「鍵」であるような
そんな気がするのです。
そう。
過去の、あの頃の自分がいるから
今の自分がいて、
そんな自分が胸を張って
未来へと歩く一歩を踏み出す、
そのための「鍵」、
それが
「ヴィジュアル系」だった自分を
受け入れ肯定し、
これからも
そうであろうとする事である
決意であるように
思えるのです。
もう僕の事を
どんなふうに呼ばれても
気にする事は無いでしょう。
僕は、僕であればそれで
僕はそこに完成を見る事が出来る。
そのことを
悟るに至ったのですから・・・。