戦闘前のぐうたりずむ

今、睡眠薬を飲みました。
30分もすればメロリンキュ・・・、
はさておき、
あと30分もすれば僕の8月31日は
終わる事でしょう。
今日のノルマだった
新曲のベースの録音を昼間に
全部済ませたので、
夜は、TVを見もしないのに
つけっぱなしにして、
何をするでもなく、
ぼーっとしてました。
でも、この「ぼー」は
ひと頃の病的な「ぼー」とは違って、
なんというか、
もっと健康的な・・・
そう、芯からリラックスするような
まったりとした
脳の休息時間となりました。
精神を病む前って、
頭を休ませる事なんて
全くしなかったし、
そもそも頭も休ませるべき器官である、
そんな発想すらありませんでした。
ただただ、しゃにむに
仕事をし、自分の音楽の世話をし
そして眠って起きたら、
また仕事をし・・・の繰り返しで、
脳を休ませる事なんて
全くしてこなかったんですよね。
だけど最近、
ようやく頭を休ませる
いや、
頭を休ませてもいいんだ
という発想が出来るようになって、
本当の意味でリラックスの出来る時間
というものを作る事を、
自分に許せるようになったと思います。
これは僕にとっては大きな
進歩です。
確かに生産性は落ちますが、
それよりも何にも代え難い
「癒し」を体験する事を
自分に許せるようになったのだから。
なんか、なかば強迫観念のように
音楽を作っていた頃と比べると、
本当に何もかもが
自然体で、
曲の世話でさえ、
それこそ花に水をやるような
そんな心境で作業をする事を覚えました。
もっとのんびりと、
音楽に向かい合っていいんだ、
そう思えるようになったら、
自分が世話をしてきた音楽たちが
とても生き生きしているように
感じはじめたんです。
日曜日の夜って好きです。
この静けさが
今の僕にとってとても心地よいのです。
明日からは、音楽の世話をしたり、
ライブハウスに挨拶回りをしたりと、
何かとする事が多くなってきます。
でも、それを強迫観念のように
身体に鞭を打ってまで、
という気にはもうなれないでしょうね。
ぐうたらでいられる、
日曜の夜という静かな時間は、
僕にとって貴重な時間です。
そしてまた、心が癒えていくのを
実際に体感できる時間でもあるのです。
心が癒えてくると、
なんというか満たされた感じや
守られている感じを体験できるんですね。
最近になって、
ようやくそれに気付きました。
明日から9月。
鮎沢郁弥が実際に
本格的に動き出す
第一歩となる日の
始まりです。