昨日の話とも多少関連する部分があるのですが、
愛だとか、希望だとか、勇気だとか、
とかく日本人には耳触りが良いような言葉を、
タレントもアーティストも
煌びやかな場所から悦に入って謳いますが、
商品として消費される所て発せられる
こういう言葉は偽物と言ったら
語弊があるのかも知れませんが、
少なくともリアリティはありません。
本当にこういう言葉が
必要とされ、また問われる場面というのは
実に泥臭い場所、場面とだと思いますし、
僕の経験上、今まで
本物のこれらはそういう場所にありました。
苦しさや卑しさと直面した時でなければ、
本物のそれは体験出来ないものだと
断言しても良いでしょう。
愛だとか、希望だとか、勇気だとか、
どれもその本質は
能動的な力であり、
受身で得ようとしてもその輪郭というのは
ぼやけて、正確なその姿を知るのは難しいです。
受身で得られるものだけを理解して
受け売りで真似されたそれは、
どんどん劣化していくだけなのです。
こうしたものばかりに日常的に
曝されていると、心が痩せていきます。
本当に心にとって有益な
愛だとか何だとかいうものは、
やはり能動的に自分から
泥沼へ赴いて得なければ、
その姿は見られないのだと思うのです。
本当に心底思います。
軽々しく、愛だの希望などを煽る輩は
蔑むほどに下衆だと。
笑顔で高らかに謳うほどに
嘘くさいと。
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