引き蘢りの何が悪い! part3

ここから先の話は
以前、アメブロでも書いていると思います。
「鮎沢郁弥について」のテーマの
最初の方でしょうか。
若干重複しますが、
せっかくなので最後まで書ききりたいと思います。
精神科に通うようになって、
鬱病>統合失調症>非定型精神病
と診断が変わり、
今現在は鬱病として治療をしています。
この病名が確定するまでの期間、
僕は音楽からも、
もちろんブログからも離れ、
別に意識して引き蘢っていた
訳ではありませんが、
身体や心が思うように働かず
結果的に引き蘢りの生活に
逆戻りしてしまった時期でした。
しかし、今通っているクリニックでの
薬の処方が幸いしてか、
少しずつ精神の状態も改善していきました。
僕がここ、アメブロに登場しはじめたのも
ちょうどその頃です。
つまり去年の春ですね。
そしてようやく、
本当の意味で
『10数年前に引き蘢ったままになっていた
心をもう一度、外の世界に戻そう』
そう決意が出来るまでになりました。
それが、
今までインターネット上だけで
音楽を披露していただけだった活動から
さらに手を広げ、
ライブ活動もしようという決心だったのです。
10数年前、ミュージシャン同士の
深刻な対人トラブルで
極度の人間不信に陥り
引き蘢り、
それでもいつかは必ず
シーンに戻ろうとしたあの頃の信念が
今、ようやく結実しました。
正直なところ、
まだ完全に心の傷は癒えていないし
心の病を抱えたままでもあります。
けれど僕は『回帰』という旗印の下に
名古屋の音楽シーンに
長かったけれど、必要不可欠だった
遠回りをして、
ようやくTi+Dee解散直後の
僕の次の一手を打つ事が出来ました。
そして
今の僕はここに存在するのです。
暗闇の10数年の間に得た
英知と哲学、慈愛と包容という
オーラをまとって、
僕は名古屋の音楽シーン、
つまり本来僕が居るべき場所に
ようやく落ち着いたのです。
そうした経緯を経験したからこそ
言えるのです。
「引き蘢って何が悪い」
と。
引き蘢る事は
ただの甘ったれだと思われもしますが、
沈黙は時として人を賢者にさせるものなのです。
おしまい。