待っていてね

君のもとへ
この天空に広がる大河を越えて
さらってゆくよ
夜露も眠る真夜中にね
君のもとへ
この夜空を分つ大河を越えて
さらっていくよ
誰にも気づかれることなくね
待っていてよ
絶対に待っていてよ
一秒たりとも
遅れはしないから
そこにいてよ
絶対にそこにいてよ
必ずその時
僕は君のそばにいるから
僕は走る
街路灯の林を抜けて
僕は駆ける
灰色の森を抜けて
ただただ
君のもとへ
ただただ
大好きな君のもとへ
待っていてね
君のもとへ
この天照らす流れを横切り
連れてゆくよ
星屑の大海原へ
君のもとへ
流星の軌跡を横切り
連れて行くよ
散らした宝石のある場所に
小声で呼ぶから
気付いてよ
静かに呼ぶから
気付いてよ
だけど
小声で呼ぶ声のどこかに
ひょっとしたら
紛れてるかもしれない
君を呼ぶ声のどこかに
「大好き」って