戀文

あの大聖堂の鐘の音が
正午の鐘を鳴らす頃
いつもの広場の噴水のところで
待っています
あなたはきっと来てくれると
信じています
抱えきれないほどの花束を持って
待っています
あなたにきっと似合うだろう
アネモネの花を持って
待っています
もしあなたが今日
そこに来れなかったとしたら
次の日もまた
同じ時間に待っています。
次の日も
そこに来れなかったとしたら
また次の日も
あなたを待っています
あの大聖堂の鐘が
正午の鐘を鳴らす時間に
いつもの広場の噴水の近くで
抱えきれないほどの
アネモネの花を持って
待っています
今日も
明日も
明後日も
一週間だって
そこで待っています
きっと来てくれると信じています
けれど答えは
全てあなたに委ねます
あなたが来てくれる事だけを信じて
待っています
どうかこの愛に
答えをください
アネモネの花が目印です
いつもの広場の
噴水の近く
正午の鐘が鳴る頃に
僕はそこにいます
毎日
あなただけを待ちながら